織物分解設計マイスター認定制度
織物分解設計とは?
織物分解設計とはあらゆる製品や部品に使用されているテキスタイル(生地)について、糸の仕様や、テキスタイルの組成、機能性、織技術等を詳細に解析し、蓄積されたデータを分析した上で、テキスタイルの特性を活かした新たなテキスタイル開発・商品企画・設計する高度な専門技術です。
織物分解設計の一般的な技能の修得には、通常はテキスタイルの企画業務を専門的に携わって3年以上の実務経験を要し、数学的能力も必要となります。
ファッション・スポ-ツ衣料分野、インテリア分野、非衣料用分野(機械・鉄鋼・土木)、そしてメディカル分野等での新しいテキスタイル開発に必要不可欠な専門技術となっています。
認定制度の目的
日本の繊維業界、特に化合繊織物業製造を主としている企業は賃織加工を生業として発展してきました。しかしながら、繊維機械の高性能化に伴って、十数年前より、繊維産業の世界を取り巻く環境が一変し、簡単な組織の織物製造はそのほとんどが人件費の安い海外生産へと移行してきました。このような環境の中、日本の化合繊織物産地として生き残るには、企業自らが織物を設計、企画し独自のオリジナル商品を提案・販売できる業態へと転換していくことが急務な課題となっています。
そのため、化合繊織物産地の集積地である石川県より、織物分解設計のスぺシャリストを育成・輩出し、世界の繊維産業へ新しい織物技術を発信していくことを目的として織物分解設計マイスタ-認定制度を創設致しました。
認定制度の概要
織物分解設計マイスタ-認定制度は、㈱繊維リソ-スいしかわが主催し、年1回【筆記試験】と【実技試験】からなる織物分解設計マイスタ-認定試験を開催しており、厳格な合格基準をクリアされた方を織物分解設計マイスタ-に認定しております。
過去の認定試験概要の詳細
R1年度 https://www.ita.or.jp/news/seminar/20200623-1664/
R2年度 https://www.ita.or.jp/news/seminar/20210126-2010/
R3年度 https://www.ita.or.jp/news/seminar/20211221-2480/
R4年度 https://www.ita.or.jp/news/seminar/20221221-3759//
R5年度 https://www.ita.or.jp/news/seminar/20231219-4818/

令和元年度認定者

令和2年度認定者

令和3年度認定者

令和4年度認定者

令和5年度認定者


認定合格者の特典
- いしかわ繊維大学の各講座について【マイスタ-認定証】の提示により【無料】で受講。
- 織物分解設計の更なる知識・技術に熟練度向上を図る為、年数回の特別講義を実施。
- 石川県繊維協会のホームページ上で織物分解設計マイスタ-認定者として掲載し、マイスタ-認定者の認知度向上を図ります。
マイスター認定者の紹介
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織物分解設計マイスター
養成講座の開催
織物分解設計マイスタ-養成講座は、毎年10月初旬に開催しており、織物分解設計に3年以上従事している方が、織物分解設計のより高度な技術の修得の為に開設している講座で、能登繊維振興協会が主催しております。
講座の内容は座学と実技に分かれており、受講期間は3ヶ月間で計6回(1講座3時間)の講座と2回の見学会を実施しております。
令和5年度の織物分解設計マイスター養成講座については こちらから 令和5年度 織物分解設計マイスター養成講座




